住宅ローンをどこから借りるか?という事を決める前に、
「ローンをどうやって組むか=返すか」
という事をまず考えてみましょう。
【ローンの種類】
・変動金利
・中期固定金利(3年・5年・7年・10年など)
・長期固定(20年・30年・35年)
・変動と固定のミックス
ローンの金利は一般的に
変動金利<中期固定金利<長期固定金利
っていう具合に金利が大きくなっていきます。
金利は借りてる側からすれば利息を払っていることになるので
金利が小さければ小さいほど良いに越したことは無いですが、
今出ている目先の数字だけに惑わされずに
きちんと自分たちなりの「論理」に基づいた借り方、返し方がベターです。
月々どれぐらいの金額を返済するかを決めるには
フリーのローンシュミレーターを利用すると良いでしょう。
【自分はどの商品が合っているか】
◆変動金利を借りるのに向いてるタイプ
・貯蓄に余裕が有る人
・銀行からの借り入れ金額が小さい人
・返済年数を短く設定できる人
・金利が変動しても、イチイチ慌てない人
・株などをやっていて、世の中の流通に敏感な人
・正確がマメな人、探究心がある人
◆中期固定金利またはミックスを借りるのに向いているタイプ
・頭金を多く出せる人
・返済年数を短く設定できる人
・世の中の流通に敏感な人
・長いスパンで物事を考えられる人
◆長期固定金利を借りるのに向いているタイプ
・頭金が少ない人
・銀行からの借り入れ額が大きい人
・他のローンを組んでいる人(車等)
・変動金利の値動きに精神的に耐えられない人
・面倒くさがりやな人
【各ローンタイプのメリット・デメリット】
◆変動金利
・金利が他のタイプよりも安く設定されている
=返済年数が少ない人には低金利で借りられるメリット大
・金利は経済の情勢などで上下する
=返済額が安定しない
・数年後の金利予測は難しい
=いきなり月々の返済額が上がる可能性もある
◆中期固定金利
・固定年数が少なければ、より少ない金利で借りられる
=返済年数が少ない人には、低金利で借りられるメリット大
・一定期間は金利が変わらない
=その間次の借り方など対策を考える余裕が有る
・固定金利後は変動金利に切り替わる
=数年後の対策を考えないと、急激に月々の返済額が上がる可能性もある
◆長期固定金利
・金利がほかの物に比べて高い
・ずーっと同じ金利
=金利にまどわされず、安定した返済を考えられる
・借りる人の年齢が高いと借りられない事も有る
=子どもとのリレー返済などで対応できる場合もある
【住宅ローンの組み方 まとめ】
変動金利や中期固定金利は、必ず「見直し」が必要になる時期があります。
「見直し」の仕方によって、その後の返済が大きく変わってしまいます。
この手のローンタイプを選んだ人は
数年後いくらぐらいまでなら金利が上昇しても
家計が耐えられそうか?を想定した上で、
ローンの組み方を考えてみましょう。
我が家は10年後、20年後をシュミレーションして
尚且つ夫婦の性格を考慮した結果、
長期固定金利で行こうという結論に達しました。
借り方は人それぞれなので、いっぱいシュミレーションして
その家族なりの結果を導き出してくださいね。
「シュミレーションしても先の事なんかよくわからない!」
という方は、ファイナンシャルプランナーのような専門家に
アドバイスしていただいてもいいかもしれませんね。
数年後、数十年後のライフプランもたてて貰えて
論理的に借りられる額を導き出してもらえますよ。