2010/01/07

どのタイプの住宅ローンにするかを考えてみる

住宅ローンをどこから借りるか?という事を決める前に、
「ローンをどうやって組むか=返すか」
という事をまず考えてみましょう。

【ローンの種類】
・変動金利
・中期固定金利(3年・5年・7年・10年など)
・長期固定(20年・30年・35年)
・変動と固定のミックス

ローンの金利は一般的に
変動金利中期固定金利長期固定金利
っていう具合に金利が大きくなっていきます。
金利は借りてる側からすれば利息を払っていることになるので
金利が小さければ小さいほど良いに越したことは無いですが、
今出ている目先の数字だけに惑わされずに
きちんと自分たちなりの「論理」に基づいた借り方、返し方がベターです。
月々どれぐらいの金額を返済するかを決めるには
フリーのローンシュミレーターを利用すると良いでしょう。

【自分はどの商品が合っているか】
変動金利を借りるのに向いてるタイプ
・貯蓄に余裕が有る人
・銀行からの借り入れ金額が小さい人
・返済年数を短く設定できる人
・金利が変動しても、イチイチ慌てない人
・株などをやっていて、世の中の流通に敏感な人
・正確がマメな人、探究心がある人

中期固定金利またはミックスを借りるのに向いているタイプ
・頭金を多く出せる人
・返済年数を短く設定できる人
・世の中の流通に敏感な人
・長いスパンで物事を考えられる人

長期固定金利を借りるのに向いているタイプ
・頭金が少ない人
・銀行からの借り入れ額が大きい人
・他のローンを組んでいる人(車等)
・変動金利の値動きに精神的に耐えられない人
・面倒くさがりやな人


【各ローンタイプのメリット・デメリット】
変動金利
・金利が他のタイプよりも安く設定されている
 =返済年数が少ない人には低金利で借りられるメリット大
・金利は経済の情勢などで上下する
 =返済額が安定しない
・数年後の金利予測は難しい
 =いきなり月々の返済額が上がる可能性もある

中期固定金利
・固定年数が少なければ、より少ない金利で借りられる
 =返済年数が少ない人には、低金利で借りられるメリット大
・一定期間は金利が変わらない
 =その間次の借り方など対策を考える余裕が有る
・固定金利後は変動金利に切り替わる
 =数年後の対策を考えないと、急激に月々の返済額が上がる可能性もある

長期固定金利
・金利がほかの物に比べて高い
・ずーっと同じ金利
 =金利にまどわされず、安定した返済を考えられる
・借りる人の年齢が高いと借りられない事も有る
 =子どもとのリレー返済などで対応できる場合もある

【住宅ローンの組み方 まとめ】
変動金利や中期固定金利は、必ず「見直し」が必要になる時期があります。
「見直し」の仕方によって、その後の返済が大きく変わってしまいます
この手のローンタイプを選んだ人は
数年後いくらぐらいまでなら金利が上昇しても
家計が耐えられそうか?を想定した上で、
ローンの組み方を考えてみましょう。

我が家は10年後、20年後をシュミレーションして
尚且つ夫婦の性格を考慮した結果、
長期固定金利で行こうという結論に達しました。
借り方は人それぞれなので、いっぱいシュミレーションして
その家族なりの結果を導き出してくださいね。

「シュミレーションしても先の事なんかよくわからない!」
という方は、ファイナンシャルプランナーのような専門家に
アドバイスしていただいてもいいかもしれませんね。
数年後、数十年後のライフプランもたてて貰えて
論理的に借りられる額を導き出してもらえますよ