2011/05/31

湾岸地区のマンション事情

日本経済新聞に掲載されていましたが、
湾岸地区のマンション売買が硬直状態にあるようです。

中古マンションでは、売り手と買い手の価格差が開き
売買成立になりにくい状態が続いているとの事。

液状化の事で特にクローズアップされたのは浦安の地域でしたが、
浦安地区でも被害が大きかったのは埋め立てが先にスタートした
内側で、逆に海側の埋め立て地は被害が少なかったようです。
それは、新しい埋め立て地区では水道管に耐震管というものを使っていて
地震を想定した設計がされていた為に被害が少なかったと見ているようです。



2011/05/26

太陽光発電 マンション編

本日の朝日新聞記事にも出ていましたが節電が追い風となって
分譲マンションも少しずつ太陽光発電の流れが出来つつあるようです。

首都圏だと今年の夏に完成予定の
レーベンハイム光が丘公園はオール電化で、
太陽光パネルと各個を1対1で接続しているそうですし、
3月に完成したライオンズたまプラーザ美しが丘テラスは、
発電した電気を各個に配分する方式を取っているそう。

今後このような太陽光パネルを屋上に採用したマンションが
どんどん増えて行くだろうと考えられますが、
「太陽光で電気代が浮く!しかも売電できるかも!」
とか
「停電時にもエレベーターが使えます!」
とか
とっても良い事だらけのように聞こえますが、選ぶ時に注意する点もいくつか有ります。

【立地条件はどうか?】
マンションの太陽光パネルがどこについているのか・・・
それは屋上に当然ながら敷き詰められている事になりますが、
マンションが建っている地域ならば当然、
自分の所だけがマンション建っている訳じゃないです。
太陽の光がパネルに十分に当らなければ、
太陽光パネルから電気が十分に供給されないという事が予測されます。
なので、自分が購入しようとしているマンションの立地は、
かなり重要なポイントの一つですし、現時点では周りに高い建物が殆どなく
陰になる場所が無かったとしても近い将来用途地域が変わって、
より高い建物が建つ可能性が有るかどうかも調べた方が良さそうです。

【電気の供給方式は何か?】
屋根のパネルと各戸を1対1で接続している「戸別方式」
マンションの受変電設備を通じて各戸に分配している「一括方式」
などがあるようですが、一括方式の場合は各戸毎の売電が出来ないため
一生懸命各家庭で節電をがんばっても効果が実感しにくいなどが有るようです。

【管理費や修繕積み立て金への反映は?】
建築費のコストは単純に考えて、
設備の無いマンションよりも太陽光パネルをのせている分だけ
かかっていると見るのが普通だと思うのですが、
この建築コストや将来かかるであろう太陽光パネルの修繕計画について
月々の金額にどれほど反映しているのかどうかは聞いておきたい所です。


集合住宅で太陽光が本格的に取り入れられ始めたのは近年の事ですし、
メリットだけが大きく取り上げられがちですが
良い所とリスクがどれだけ有るのかを一緒に考えた上で
決めたい所ですね。




2011/05/24

住宅エコポイントは7月着工の物が対象に

当初、2011年12月着工分までが、住宅エコポイントの対象住宅となっていましたが、
7月着工分までが有効と、早期に打ち切りとなる事が先日発表されました。

住宅エコポイントの詳細につきましては、
住宅エコポイント事務局」のホームページでご覧いただきたいのですが、
ポイントが発行される工事の対象期間が
平成23年12月31日→平成23年7月31日までに着工・着手した物件
に変更となったということなので、
7/31までに着工したからといって必ずしも住宅エコポイントが貰える
という訳ではない点は注意してください。

エコポイントの申請は、住宅が引き渡しされた後(完成後)に申請する事になりますが、
一戸建てでポイントの申請期間は 平成24年6月30日まで
共同住宅で階数が10以下の場合は 平成24年12月31日まで
共同住宅で階数が11以上の場合は 平成25年12月31日まで
戸建てや共同住宅のリフォームは 平成24年3月31日まで
となります。

お引き渡しが終わったら、住宅エコポイントに必要な書類を不動産の営業担当などにお願いして揃えておいて頂き、速やかに書類を提出出来るようにしておいた方が良いです。
大手の住宅メーカーやマンションデベロッパーの場合は、必要書類や必要事項を予め記入して頂けて、あとはサインをして提出するだけ
というパターンも多いのですが、
・念のためどこまで営業担当がやってもらえるのか
・自分は何をすればいいのか
を、事前に確認しておく方がまごつかずに済みます。

住宅の引き渡し時は、銀行ローンの手続きや引っ越しの事
引っ越しに伴う様々な変更手続きなどに追われて、
ちょっとした書類の提出を忘れがちになりますので
先回りして準備しておいて丁度良いぐらいです。

申込期間内だとしても、住宅エコポイント用に用意されている国の予算が
早期に無くなってしまえば、申請しても受け取れないという事もあり得るので
申請は出来るだけ早いに越した事はありません。

戸建てやマンションの新築では、必要条件を満たした住宅はエコポイント申請の対象となりますが、中古マンションの場合は購入しただけではエコポイントの対象になりませんが、
購入後にリフォームをした場合、必要条件を満たしていれば申請可能です。
リフォームは主にエコリフォームという
手すりを付ける等バリアフリーの為の改修や内窓などを付ける窓の断熱改修工事、
節水仕様のトイレに変更するなど、環境に配慮した方向でのリフォームを行った場合
申請する事が出来るようですので、
詳しくは「住宅エコポイント事務局」サイトをご覧下さい。




2011/05/07

マンションの地震対策について

東日本大震災後、今住んでいるマンションの事や
これからもしも住み替える事を考えた場合の
いろいろなリスクや対策を考え始めました。

地震保険の必要性やどのような保険の掛け方をしたらよいか、
また、マンションならではの災害時における対策、準備など
備えはするにこした事は無いですから。

アマゾンで本を色々と物色していたら、
という本を発見しました。
レビューの評価も高かったので読んでみる事にして
現在オーダー中です。
特に気に入ったのは、マンションに特化した構成になっているのと
クリックなか見検索の対象本のため
中をのぞき見る事が出来ましたが、
挿絵が多くて分かり易く具体的だなという印象を受けました。



今は自分の出来る事から少しずつやっていますが、
自分の自宅(マンション)が家具や食器等被害が比較的少なかったのは、
家具のレイアウトが結構大きな要因だったと思います。
我が家のマンションは長方形なので、
地震の揺れに対しては長手方向は強く、短手方向には弱い。
揺れも短い方向に働く力が大きいので
揺れが大きい方向に対して食器棚などの細長い家具は
直角に家具を配置した方が転倒や扉が解放されるリスクを
軽減出来ます。

全くそう言った事は意識して居なかったのですが
よく自宅の家具レイアウトを見ると
揺れが大きい方向に向かって直角に家具の配置がして有り
その為そんなに大した地震対策を講じていなくても
被害が少なかったのだと。

ここの所余震は大分少なくなってきていますが
3.11で起こった事は教訓として
緊急時の対策を出来る時にやっておくに越した事は無いですね。