ローンの金利が安く、自分たちが借り入れしたい金額を
条件良く貸してくれる銀行を探すあまりに
長期的な返済計画をあまり考えずにローンの借り入れ先を決めてしまう人も多いですが、
ローンの組み方次第でトータルの返済金額に大きな差が出来てしまいます。
我が家の場合は、自分達夫婦の性格を考えて固定金利のスタイルにしていますが
当初金利を見れば、断然変動の方が有利に思われます。
現在ローンを組む人の殆どは、この低金利時代を利用したり
自分達が購入するマンションなどのキャンペーン金利適用という事で
0.01%でも安い金利に流れるという図式が出来上がってますし、
家を売る側も「変動が断然有利です」という話し方をしています。
住宅ローンはそもそも、自宅を買う時にならないと関係ない事なので、
日頃から情報をかき集めたり、本を読んだりする事は無いと思います。
実際に購入が本決まりになってから、
さて〜住宅ローンてどうやって組めば良いんだっけ?
って事になります。
(かくいう私もそうでしたし、旦那にも住宅ローンの知識は無かったです!)
今となって思うのですが、
住宅を買うと決めてから、住宅ローンの借入先を決める事が出来る期間は
以外と短いです。
特に中古物件の場合は、購入から引き渡しの日数が早いので
ゆっくり選定している暇などありません。
自分が欲しいと思っていた物件が他の人に購入されてしまう
という事態も起こりうるのでボヤボヤしていられません。
なので、自分達が漠然と「家欲しいな」
って思い始めた段階から、同時に住宅ローンの事についても
事前に知識を持っておいたり、銀行にどんな商品があり
何が違うのかを調べておくのをお勧めします。
吹田朝子さんを始めとした、3人のFPによる
住宅ローンのベーシックなお話が一般的な人にわかり易く解説されている本です。
テレビでも住宅ローンの話になると
「固定と変動どっちがトクか?」
って話に必ずなりますが、
固定にするリスクと変動にするリスクを自分で知って
そのリスクを知った上で計画的に借りるのと
知識もないまま、営業マンにいわれた通りに契約するのとは
全く意味が違ってきます。
固定も変動もどちらにもデメリットは有りますから、
皆がどうやって借りているのか
という事よりも
我が家の借り方としては、どちらが望ましいのか
を優先して考えた方が良いと思います。
そういう意味ではかなり参考になる本だと思うので
お勧めします。